仙台港北ICを手前に、三陸道と書かれたルートマーカーが置かれている。

1 仙台港北

　仙台港北IC出口。仙台東部道路下り線（北行）を完走する。

三陸道起点

　仙台港北IC出口を少し過ぎたところで、三陸道の0KPが置かれている。

　この「三陸道」が何の略称なのかを厳密に考えると少し複雑で、ここから田老北ICまでは三陸自動車道と呼ばれる路線になる。一方で、三陸沿岸道路は三陸自動車道＋三陸北縦貫道路＋八戸・久慈自動車道の総称として用いられている。三陸自動車道区間を利用するだけならどちらでも問題はないのだが、道路レポートの構成を考えたとき、どの名前でレポートを書くか悩ましいのである。

　距離標識。東北道盛岡への案内は、仙台北部道路経由であろう。

　三陸北縦貫道路や八戸久慈自動車道区間をGoogle地図で見た限り、標識上の案内は「三陸道」すなわち三陸沿岸道路を省略した形で呼ぶケースがほとんどである。一方で三陸自動車道区間はNEXCO東日本の営業路線であり、ルート案内でも三陸自動車道の名前が使われている。

　仙台港北ICを通過する。

　そこで、当サイトでは目次は「三陸道＝三陸沿岸道路」として1つにまとめ、各レポートのページ名は「三陸自動車道」のように路線名を採用することとする。

　すぐに多賀城市に入る。

　仙台東部道路と同様に、市街地を見渡す車線区間が続いている。

　多賀城　[1-1] 出口1km

　三陸道の上をまたぐのは市道。向かって右側に道路と並行して砂押川という川が流れており、川と三陸道をまとめて跨いでいる。

　多賀城　[1-1] 出口500m

　多賀城ICは宮城r35泉塩釜線に接続する。付近をJR東北本線が走っており、陸前山王駅が最寄りとなる。多賀城ICはこうした市内北部へのアクセスに有利な位置にある。

　情報表示。横風への注意を促す表示がされていた

1-1 多賀城

　多賀城IC出口。多賀城市内の北半分へのアクセスはこちらが有利である。

　利府JCTまで1km。この先左側に分岐すると仙台北部道路に入る。

　ジャンクションのだいぶ手前から左への分岐が始まる。

　仙台北部道路は左へ。

　[ 2 ] 利府JCT　400m
　左側：[E6仙台北部] 利府しらかし台
　　　　[E4東北道] 盛岡　青森
　本線：[E45三陸道] 松島　石巻

　利府JCT分岐まで400m。仙台北部側の方面表示が詰めこまれている。

　仙台北部道路と東北道は富谷JCTで接続する。仙台南部と違い仙台北部道路は南東から北西に走っているので、仙台北部経由で福島・東京方面に折り返そうとすると大きな遠回りとなってしまう。

　利府JCTが見えてきた。

　[ 2 ] 利府JCT　400m
　左側：[E6仙台北部] 利府しらかし台
　　　　[E4東北道] 盛岡　青森
　本線：[E45三陸道] 松島　石巻

　まもなく利府JCT。宮城県運動公園はこちらから。

　宮城県運動公園は宮城スタジアムを併設する大規模な運動公園で、2002年FIFAワールドカップの2年前、2000年にスタジアムが供用開始した。この先の仙台東部道路利府しらかし台ICまではワールドカップの前月、2002年5月に開通した（前年の国体には間に合わなかった）。スポーツイベント開催に合わせて道路が延伸した事例となっている。

　利府JCT手前で利府町に入る。

2 利府JCT

　仙台北部道路と三陸自動車道の分岐。利府しらかし台はこちらから。